チャイルドレンズ投資ってどんなもの?
チャイルドレンズ投資とは、投資家さんが企業を選ぶときに、その企業が子どもたちにどんな影響を与えるかをじっくり考える、新しい投資のアプローチのこと。具体的には、次の3つの視点から評価します。
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戦略: 投資判断で、子どもへの良い影響を最大限に、悪い影響を最小限にするように意識すること。
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プロセス: 投資を始める前の調査から、投資後の管理まで、すべての工程で子どもへのリスクやチャンスを評価すること。例えば、お父さんやお母さんが安心して子育てできるような職場環境を整えているか、子どもたちが作らされるような労働はしていないか、子ども向けの製品やサービスが倫理的に作られているか、水や衛生、保健、テクノロジーなどが子どもに間接的に与える影響まで、幅広く評価するんですよ。
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貢献: 投資家さんの立場や影響力を活かして、企業や社会全体に子どもたちにとってポジティブな変化を促すこと。
この考え方はUNICEFが提唱していて、あのTIME誌の「Best Invention of 2024」にも選ばれるほど、世界中で注目されているんですよ!
なぜ今、チャイルドレンズ投資が必要なの?
ESG投資やインパクト投資が広がる中で、これまでジェンダーや環境といった視点が重視されてきましたが、これからは「子ども」への影響も、とっても大切だという認識が高まっています。
日本が抱える少子化や子どもの貧困問題を解決するには、公的な資金や寄付だけでは追いつかないのが現状です。そこで、民間の資金が、子どもたちの健やかな成長を支える新しい循環を生み出すことが、急務だと考えられているんですね。
日本での導入に向けたプロジェクトがスタート!
そんなチャイルドレンズ投資を、私たちの日本でも広めていくために、一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(以下SIMI)さんと、ケイスリー株式会社(以下ケイスリー)さんが連携し、プロジェクトをスタートさせました!
このプロジェクトでは、具体的にこんな取り組みが行われます。
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日本市場に合わせた戦略づくり: 国内の金融機関や投資家さん、企業さんからお話を聞きながら、日本ならではのチャイルドレンズ投資の導入戦略を考えていきます。
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実際の投資にチャレンジ: 国内の投資家さんや沖縄の地域ファンドと協力して、実際にチャイルドレンズ投資の視点を取り入れたパイロット事業を実施し、支援していきます。
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みんなに知ってもらう活動: 金融業界やインパクト投資に関わるコミュニティで、子どもたちの権利を大切にする投資の機会を見つけ、もっと多くの人に知ってもらうための活動を進めます。
プロジェクトを推進する皆さんの熱い想い
SIMIの代表理事である今田克司さんは、「インパクト投資が注目される中で、チャイルドレンズ投資は、投資家にとって大きな助けになる。子どもを中心におくこの考え方は、子どもの権利を守る理念と金融という手段をしっかり重ね合わせる、とても意義深い取り組み」と語っています。
また、ケイスリーの代表取締役社長である幸地正樹さんも、「沖縄での地域課題解決の経験から、企業の行動変容と持続的な資金循環が不可欠だと痛感した。チャイルドレンズ投資は、まさにその資金循環を生み出すための重要な柱。沖縄での実践知見を活かし、子どもたちの権利とウェルビーイングを中心とした新しい投資エコシステムを日本に構築できるよう、全力を尽くす」と、熱いメッセージを寄せています。
子どもたちの未来を応援したいという皆さんの気持ちが、このプロジェクトを力強く後押ししていますね。
団体概要
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI)
2016年に設立され、社会的インパクトマネジメントの推進プラットフォームとして活動しています。非営利団体、企業、資金提供者など、多様なステークホルダーが協力し、2025年7月時点で約140の団体と個人がメンバーとなっています。
ケイスリー株式会社

行政、企業、NPO、金融機関など、あらゆる団体が社会課題解決を目的とした意思決定を支援しています。社会的インパクト・マネジメントやインパクト投資、成果連動型民間委託(PFS)などの手法を中心とした「社会価値共創部」と、沖縄の社会課題解決を目的とした地域特化の「沖縄かふう共創部」があります。
私たちの未来のために、今できること
チャイルドレンズ投資は、子どもたちの未来をより良くするための、私たち大人にできる新しい一歩です。投資という形で、子どもたちの権利を守り、可能性を広げる社会を築いていこうというこの動きは、きっと多くの人の心に響くはずです。
この取り組みが日本中に広がり、すべての子どもたちが笑顔で過ごせる未来が訪れることを願ってやみません。私たち一人ひとりが、子どもの視点を持って社会を見つめることが、明るい未来への大きな力になるでしょう。





