家族との話し合い、実はほとんどの人がまだなんです
まず、親の介護について、これまでに家族と話し合ったことがあるか尋ねてみたところ、なんと73.6%もの人が「ない」と回答しました。一方で、「ある」と答えたのは17.2%、「現在すでに介護をしている」人は9.2%でした。

話し合ったことが「ある」と答えた方からは、「親がもう年で歩行が困難だから」「いつ認知症になってもおかしくないから」といった具体的な状況をきっかけに、将来への備えを意識している声が聞かれました。
一方で、「ない」と答えた方からは、「まだ元気なのでピンとこない」「話す機会がない」「本人が真面目な話を避けたがるから」といった理由が挙げられています。介護の話はデリケートで、親子間でもなかなか切り出しにくいと感じている人が多いのかもしれませんね。
準備をしている人はわずか7.7%!じゃあ、何を準備すればいいの?
次に、親の介護に備えて何か準備をしているかを聞いてみたところ、「している」と答えたのはわずか7.7%にとどまり、「していない」と答えた人が92.3%と圧倒的多数でした。

では、実際に準備をしている人は具体的に何をしているのでしょうか?最も多かったのは「介護サービスや施設の情報収集」で60.7%、次に「費用、資金の準備」が57.1%でした。他にも「介護保険制度の確認」や「兄弟姉妹との役割分担の検討」などが挙げられています。

準備をしている人からは、「お金の問題が一番大きいから」「いつ訪れるかわからないので」といった、具体的なリスクを認識しているからこその声が聞かれました。反対に、準備をしていない人からは「何を準備すればいいのか把握していない」という戸惑いの声が多く、一歩踏み出すきっかけが見つからない状況がうかがえます。
やっぱり一番の心配は「お金」!4割超の人が抱える共通の不安
親の介護が始まった場合、最も不安に感じることは何かという質問では、44.7%もの人が「介護費用、金銭面」と回答し、最多となりました。やはり、みんなが一番心配しているのは「お金」なんですね。

「介護費用・金銭面」を不安に感じる理由としては、「いつまで介護しなければいけないのか不安になる」「今の収入で親の介護費用をまかなえるのか心配」といった、介護がいつまで続くか分からないことへの不安が強く影響しているようです。施設利用料や在宅介護の費用など、具体的な金額が見えにくいことも、不安を増幅させているのかもしれません。
次いで「精神的、体力的な負担」(16.7%)、「仕事や家庭との両立」(12.1%)も大きな懸念として挙げられています。過去に介護経験がある方からは、その大変さを身をもって知っているからこその心配の声も聞かれました。
大丈夫、一人で悩まないで!今からできる第一歩
今回の調査で、親の介護について多くの人がまだ話し合いや準備ができておらず、特に「費用・金銭面」に大きな不安を抱えていることが分かりました。でも、これはあなた一人だけの悩みではない、ということが分かって、少し安心できたのではないでしょうか。
何から始めればいいか分からない時でも大丈夫。地域の包括支援センターや介護サービスの相談窓口など、専門家が相談に乗ってくれる場所はたくさんあります。まずはそういった窓口を活用して、情報収集から始めてみるのも良いかもしれませんね。
介護に関する情報や費用について少しでも見通しを立てておくことで、いざという時の不安をきっと軽減できるはずです。一人で抱え込まず、一緒に前向きに考えていきましょう。
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引用元:株式会社NEXERと社会福祉法人秀峰会による調査
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社会福祉法人秀峰会:https://shuhokai.or.jp/





