早稲田大学が「社会的幸福」を追求する新しいベンチャーキャピタルを設立!
早稲田大学は、2026年のファンド立ち上げを目指し、「早稲田大学インパクト・キャピタル株式会社(WIC)」を設立しました。このWICは、ただ利益を追求するだけでなく、社会をより良くするための「インパクト投資」を行うベンチャーキャピタルなんです。
早稲田大学には、すでに理工系の「ディープ・テック(Deep Tech)」分野の技術を社会に活かす「早稲田大学ベンチャーズ株式会社(WUV)」があります。WICはこれに続き、さらに一歩踏み込んで、テクノロジーの力に「人文・社会科学」の知見を掛け合わせることで、私たちの「社会的幸福」を追求していくことを目指しています。

AI時代だからこそ、「人間らしさ」と「社会」を問い直す投資へ
最近のAIの進化は目覚ましいですよね。便利な一方で、「このままでいいのかな?」と戸惑うこともあるかもしれません。理性的な判断をAIが担うようになる中で、私たち人間にとって、経験や感情といった「人間らしさ」がもっと大切になる時代がやってきます。
WICは、そんな時代だからこそ、テクノロジーだけでなく、人間と社会の課題を深く理解し、解決するための人文・社会科学の知見が不可欠だと考えています。教育や医療、地域、心の健康といった、私たちを取り巻く様々な課題に対して、志と倫理を持った経営者と一緒に解決策を見つけ、社会をより豊かにする「社会的幸福」を促進する企業を育んでいくことを目指しています。
WICが目指す「社会的幸福(Social Wellbeing)」ってどんなこと?
WICが大切にしている「社会的幸福(Social Wellbeing)」は、単なる利益だけではない、私たち一人ひとりの幸せを意味します。具体的には、次の4つの要素を大切にしています。

- 「選択の自由 (Optionality)」:性別や地域、環境に関わらず、誰もが自分の人生を自分で選び、設計できる社会。きっと、多様な生き方が認められる素敵な世界になるでしょう。
- 「貢献機会の公正 (Contributive Justice)」:年齢や国籍、障害の有無に関係なく、誰もが社会に貢献できる場所があり、その価値が認められる社会。誰もが「自分も役に立てるんだ」と感じられるって、素晴らしいことですよね。
- 「共感とリスペクト (Empathy & Respect)」:孤立したり分断されたりすることなく、お互いを理解し、信頼し合える関係が築ける社会。SNSの普及で情報が溢れる今だからこそ、温かい繋がりが大切になります。
- 「心の健康と充実 (Mental Wealth)」:単に病気ではないだけでなく、心が安定し、人生に意味や充実感を感じられる社会。毎日を笑顔で過ごせるような、そんな未来が待っているかもしれません。
「良い利益(Good Profit)」が社会を動かす新しい資本主義
WICは、社会課題を解決することそのものが利益の源泉となる「良い利益(Good Profit)」という考え方を大切にしています。これは、オックスフォード大学のコリン・メイヤー名誉教授が提唱し、早稲田大学商学学術院の宮島英昭教授が監修された『資本主義再興』という本でも紹介されている概念です。
「社会を良くしていくことが、ちゃんと利益にも繋がる」って、なんだか希望が湧いてきませんか? WICは、この「良い利益」の循環を通じて、大隈重信公が説いた「一身一家一国の為のみならず、進んで世界に貢献する抱負が無ければならぬ」という精神に基づき、社会と経済の両方を豊かにしていくことを目指しています。

早稲田大学インパクト・キャピタル株式会社(WIC) 概要
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代表取締役:大野 聡子(早稲田大学商学部卒、公認会計士)
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設立:2025年10月21日
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資本金:1,000万円
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株主:WIC パートナーズ有限責任事業組合 70%、学校法人早稲田大学 30%
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ミッション:人文・社会科学イノベーションと文理融合の総合知により人類社会の解くべき課題と向き合い、志と倫理ある経営者と共に社会問題を解決する利益を創出し、社会的幸福を促進する企業を生み育てる
今回の早稲田大学の新しい取り組みは、きっと私たちの未来を明るく照らしてくれるはずです。一人ひとりがより幸せに、自分らしく生きられる社会へ。WICの挑戦に、これからも注目していきたいですね。
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