「自由」って、本当に一人で成立するの?
「もっと自由に生きたい!」そう願って、私たちは日々頑張っていますよね。でも、ふと立ち止まった時、「あれ?なんだか私、一人ぼっちかも…」と感じてしまうことはありませんか?現代社会では、多様な選択肢がある一方で、孤独を感じる人が増えていると言われています。
人口が減り、テクノロジーがどんなに進んでも、やっぱり「人とのつながり」って大切だと感じますよね。自由って、本当に「個人」だけで成立するものなのでしょうか?それとも、誰かと関わる中でこそ、もっと豊かに育まれるものなのかもしれません。
震災から15年、陸前高田からの問いかけ
そんな現代人の悩みに、岩手県陸前高田市で活動する認定NPO法人SETが真っ向から向き合っています。東日本大震災から15年。人口減少の最前線で、若者と地域の人々が共に歩んできた現場から生まれた問いが、Podcastシリーズ「他人と共に、自由に生きることはできるのか?──人口減少時代のコミュニティをめぐる対話」として届けられました。

このシリーズでは、NPO法人CRファクトリー代表理事の呉哲煥さんをゲストに迎え、震災、コロナ禍、そしてAIの進展といった社会の大きな変化を背景に、「つながり」が私たちにとってどんな意味を持つのかを問い直していきます。
豊かさって何?「共同体欲」って何?
第1回(2月6日配信)では、「東日本大震災が投げかけたコミュニティへの問い ― 豊かさとは何か?」と題し、震災時に見られた「都市の買い占め」と「被災地の分かち合い」という対照的な出来事から、本当の豊かさとは何かを探ります。
「自由だけど孤独な都市」と「温かいけれど煩わしい地域」。この間で揺れ動く私たちの気持ち、そして「共同体欲」とも言える、人とのつながりを求める心の奥底にある渇望について深く考えさせられます。
他人と共に、もっと自由になるってどういうこと?
そして第2回(2月13日配信)では、「他人と共に生きると、人はもっと自由になれるのか?──コミュニティという希望」というテーマで、共同生活につきものの息苦しさを乗り越え、他者と共に自由に生きる可能性を探ります。
「責任を共有するLiberty」という新しい視点や、「複数の自分を持つ」という考え方を通じて、孤独か束縛か、という二択を超えた、新しいコミュニティのあり方が描かれています。きっと、あなたの心にも響くヒントが見つかるはずです。
現場から生まれた、大切な問い
認定NPO法人SETは、東日本大震災の直後に大学生たちによって立ち上げられました。15年もの間、陸前高田という地域で、若者と住民がぶつかり合い、対話を重ねながら関係を築いてきたそうです。

その中で見えてきたのは、人口が減ること以上に「人と人の関係がどう編み直されるか」が地域の未来を左右する、という確かな実感でした。このPodcastシリーズは、その現場から生まれた切実な問いを、私たち社会全体に投げかける試みなんです。
SETの理事長は「『自由』とは孤立の先にあるものではなく、他者との関わりの中で広がる可能性がある」と語っています。震災から15年の経験を踏まえ、「他人と共に生きることは本当に不自由なのか、それとも新しい自由の形なのか」を率直に問い直したこの対話が、人口減少時代を生きる私たち一人ひとりのヒントになることを願っているそうです。
あなたも一緒に考えてみませんか?
このPodcastシリーズは、明確な答えを提示するものではありません。ですが、地域で挑戦する人、組織を率いる人、若者支援に携わる人、企業や行政で人材育成に関わる人――「つながり」と「自由」の間で葛藤するすべての人に、立ち止まって考える大切な時間を与えてくれるでしょう。
コミュニティは、昔ながらの遺物なのでしょうか?それとも、これからの未来を支える大切なインフラになり得るのでしょうか?陸前高田から始まったこの問いを、ぜひあなたも一緒に考えてみませんか?
この素敵な対話シリーズは、以下のプラットフォームで聴くことができますよ。
認定NPO法人SETについて
認定NPO法人SETは、「一人ひとりの“やりたい”を“できた”に変え、日本の未来にGoodなChangeを起こす」をミッションに掲げ、2011年の東日本大震災以降、岩手県を中心とした地域で若者と住民が共に学び合う仕組みを作ってきました。修学旅行民泊や大学生・社会人向けプログラム、地域コミュニティづくりなどを通じて、年間5,000人以上が参加しているそうです。若者の成長と地域の活力を同時に生み出しながら、持続可能な地域づくりに取り組んでいます。





