創業者ロレーナCEOの原体験から生まれた「生活の質を高めるAI」
「Syd」誕生の背景には、創業者兼CEOのロレーナ・プイカ氏自身の深い経験があります。
金融業界で輝かしいキャリアを築く一方で、深刻な健康課題に直面し、余命宣告を受けたというロレーナCEO。「健康こそが最も重要だ」と気づいたことをきっかけに、この経験から「ライフクオリティを科学的に可視化できないか」という発想が生まれ、iamYiam社を創業したそうです。
自ら200万ドルを投じ、7年間にわたる研究開発に着手。世界中の120万件を超える学術論文を収集・分析し、年間83億人年分のデータとエビデンスに基づく独自のアルゴリズムを構築しました。こうして生まれたのが、現在世界26ヵ国で展開されている「Syd」なのです。
ロレーナCEOは、「私たちは“ライフクオリティ”を抽象的な概念ではなく、予見可能なものとして捉えています。データに基づき継続的に改善できる仕組みをつくることで、個人の幸福だけでなく、社会全体へのリターンにもつなげられると考えています」と語っています。

9つの領域で「私」を読み解くエシカルAI「Syd Life AI」
「Syd」の根幹をなすのは、スタンフォード大学やオックスフォード大学などの世界有数の研究機関による査読付き学術論文を基盤に設計された、iamYiam社独自のアルゴリズムです。AIが学術論文から抽出したエビデンスに基づき、信頼性の高い情報が提供されます。

「健康」という言葉は、実はとても奥深いもの。Sydでは、健康を単一の身体的状態として捉えるのではなく、以下の9つの領域から総合的に評価します。
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身体的健康
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感情
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社会
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環境
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目的
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キャリア
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脳の活力
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自己認識
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財務的健康
これらの領域を横断的に分析することで、個人の生活の質だけでなく、企業や組織における人的資本の活力を可視化することを目指しています。まるで、私たち自身の「取扱説明書」を読み解いてくれるようですね。
「Syd」は、ウェルビーイング向上を目的として展開されており、“24時間いつでも使える相棒”として、「どうしたら良い状態になるか」を提案してくれます。Syd独自に設計したLLMを基盤とする対話型サービスは、テキスト入力だけでなく、顔や声の変化からも状態を読み取り、パーソナライズされた具体的な行動提案を行うことも可能です。
例えば、「仕事を辞めたい」といったネガティブな入力に対しても、断片的な情報から結論を急ぐのではなく、9つの領域から状態を分析し、「なぜそのような気持ちになったのか」に焦点を当ててくれます。ロレーナCEOは、「9つの領域が重なり合うことで『自分』が形づくられています。その全体像を理解することが重要です」と強調しています。
国内外で進む社会実装と広がる可能性
「Syd」は、すでに国内外で社会実装が進んでいます。日本では、JR東日本・高輪ゲートウェイシティで1月から実証実験が進行中です。大手コンビニの商品メニューやデータを活用し、個人の状態に応じた食事提案など、私たちの生活動線に組み込まれた活用が特徴です。
渋谷区での3ヵ月間の実証実験では、身体的健康・感情面・財務的健康の領域で改善傾向が確認されました。行政施策と比較して、リアルタイムで状況を可視化できる点が評価されています。

グローバルでは、2025年10月にアメリカ・ALTIUS社と10億ドル規模のパートナーシップ締結を発表。韓国では100万人規模のデータ活用プロジェクトが進行しており、アラブ首長国連邦・アブダビでは400万人の住民を対象としたヘルスインテリジェンス・プラットフォーム構築に採用されるなど、その活躍の場は広がり続けています。
iamYiam社は、情報セキュリティの国際規格ISO27001、AIマネジメント規格ISO42001、SOC2 Type II認証、GDPR準拠、HIPAA準拠など、複数の国際基準に対応しており、徹底したプライバシーポリシーとエンドツーエンドの暗号化技術を採用しているとのこと。ロレーナCEOは「パフォーマンスには信頼が不可欠です」と述べ、AI倫理、プライバシー、セキュリティにおいて妥協しない姿勢を示しています。
「Syd」は、私たちが抱える漠然とした「生活の質」への悩みに、科学的根拠と倫理的な配慮を持って寄り添い、より良い選択肢を示してくれる、心強い存在になることでしょう。あなたの「もっとこうなりたい」という気持ちを、きっと優しく後押ししてくれるはずです。
iamYiam社について、より詳しく知りたい方は以下のURLをご覧ください。





